木地師の集団墓地(日本遺産構成文化財)

宗猷寺に残る93基の墓

木地師とは、良質な木材を求めて山々を渡り歩き、ろくろを使って木材から椀や鉢、合子などの日用器物をつくる職業集団のことをいいます。伝承では、弟に立太子を先んじられ近江小椋郷に隠棲した、文徳天皇の第1皇子惟喬(これたか)親王が業祖とされています。山林資源に恵まれた飛騨にはこうした木地師の足跡が多く残ります。木地師の墓は山間の住居近くに立てるのが普通ですが、江戸時代の寺請制度により、宗猷寺が木地師の菩提寺となっていたため、宝永8(1711)年以降に築かれた93基の墓が1集団をなして残されています。墓石の年号の分かるものでは宝永8年(1711年)が最も古いものです。

基本情報

所在地
岐阜県高山市宗猷寺町宗猷寺218
電話番号
0577-32-1958
お問い合わせ先
宗猷寺
アクセス
JR高山駅より徒歩20分
駐車場(普通車)
あり
WEBサイト
文化庁_日本遺産ポータルサイトスポット_宗猷寺

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