丹生川町
北アルプス(飛騨山脈)の南端に位置する乗鞍岳に抱かれ、自然の神秘や絶景に出会える「丹生川町」。町内にはのどかな田園風景が広がり、トマトやほうれん草、宿儺かぼちゃなど野菜の生産も盛んなエリアです。
丹生川町エリアの特徴
見れば活力が湧き上がる、童心懐かしい農山村景観
北アルプスの南端「乗鞍岳(のりくらだけ)」に抱かれる丹生川町。ライチョウが棲む乗鞍岳は、山岳の世界を気軽に体感させてくれます。その麓、五色ヶ原には原生林が広がり、秘境の森が守られています。
トマトやほうれん草の生産が盛んで、昼夜の寒暖差と北アルプスの雪解け水が作り出す野菜はどれも滋味深い味わい。「宿儺(すくな)かぼちゃ」も人気の特産品のひとつです。
丹生川町は、サイクリストが訪れる地でもあります。農山村の風景と乗鞍岳の絶景が魅了し、ペダルをこぐ脚に活力を与えます。四季の移ろいを魅せる農山村の風景は、どこか懐かしく未来へと残したい宝物です。
丹生川町の自然が楽しめる絶景スポット
岳人入門の山として人気。大自然と親しみやすい山「乗鞍岳」
日本百名山のひとつ乗鞍岳は、標高3,026mの剣ヶ峰(けんがみね)を最高峰に、23の峰と7つの湖、8つの平原からなる中部エリアを代表する名山。初心者から上級者まで楽しめる数々の登山コースのほか、お花畑散策道、ご来光、星空観賞など、色々な楽しみ方があるのも魅力です。
平湯峠と乗鞍岳畳平を結ぶ山岳観光道路「乗鞍スカイライン(※)」は、自然保護のためマイカー規制が行われています。バスまたはタクシーをご利用ください。
乗鞍山麓「五色ヶ原(ごしきがはら)の森」は、中部山岳国立公園の南端にある約3,000ヘクタールの広大な森林地帯。手つかずの自然を保護するため、山岳ガイドの同行が義務付けられています。ガイドの解説を聞きながら歩く本格的なトレッキングツアーは、季節を変えて何度も訪れたくなる自然体験です。
その他、岐阜県の名水50選に選ばれた「銚子の滝」や、岩舟河川公園の奥にある神秘的な「岩舟の滝」、樹齢1200年を超える「千光寺の五本杉」など、自然のエネルギーを感じられる場所が点在しています。
※乗鞍スカイライン通行止めについて
2023年 通行止め
2024年 開通予定、開通時期未定(2024年1月現在)
最新情報は公式サイト( https://norikuradake.jp )をご確認ください。
丹生川町のおすすめ体験・観光スポット
1600年以上の歴史があり、円空上人も滞在した山上の古刹「千光寺」
千光寺は建物のみならず、袈裟山全体が信仰の対象になっています。海抜900mに位置する袈裟山は、秋から春にかけて雲海のような霧が発生する日があり、境内から見下ろすその幻想的な光景は「千光寺の霧の海」として「飛騨八景」のひとつに数えられるほどの眺望です。
他にも、2億5千万年かけて造られた大自然の神秘「飛騨大鍾乳洞」や、明治15年に飛騨の匠の技を受け継ぐ名工により設計建造された「匠の館」、巨大イワナや絶滅の危機に瀕するカジカなど珍しい淡水魚を鑑賞できる「森の水族館」など、立ち寄りたいスポットが盛りだくさん。
標高1,250mにある「ほうのき平スキー場」では、冬になると真っ白なゲレンデでスノースポーツが楽しめます。スキーやスノーボードはもちろん、雪山を散策する雪山ハイクや、ラフティングボードでの雪山クルージングも体験できます。
丹生川町ならではのグルメとお土産
昼夜の寒暖差と北アルプスの水が作る、栄養満点な飛騨の野菜
丹生川町は昼夜の寒暖差が大きく、野菜の甘みを引き出すのに最適な環境です。酸味と甘みのバランスが良いトマトや、それを加工したトマトジュース、栄養価が高く葉が厚い「飛騨ほうれん草」、糖度14度以上にもなる「飛騨メロン」など、たくさんの農作物が生産されています。
「奥飛騨コーン」は標高1,200mの畑で栽培されており、柔らかい粒皮と極上の甘さがたまりません。リピーターが多く、夏になると県内外から奥飛騨コーンを求める方々で賑わいます。
丹生川町のイベント
多くの人々を魅了する自然の美しさ
ほうのき平スキー場は、夏になると10万本のひまわりが咲き誇ります。鮮やかなオレンジ色のキバナコスモスとのコラボレーションも美しく、毎年多くの方の目を楽しませてくれます。
花火や盆踊りが町を彩る「にゅうかわ夏まつり」、秋の味覚とイベントが楽しめる「飛騨にゅうかわ宿儺まつり」、山体・森林・歴史信仰のエネルギーを体感できる「飛騨千光寺88トレイル」など、様々なイベントが開催されます。
冬にぜひご覧いただきたいのは、一面が氷の世界となる「飛騨大鍾乳洞 氷の渓谷」。また、初夏に開通する乗鞍スカイラインでは6月中旬頃まで雪の壁が楽しめます。