大雄寺鐘堂(日本遺産構成文化財)

松田一門による鐘楼

松田家は江戸時代前期から活躍する大工の家系で、大雄寺鐘堂は松田一門の建築群の一つです。高山市愛宕町の大雄寺にある大雄寺鐘堂は、元禄2(1689)年、松田又兵衛の作です。「大雄寺記」には、元禄2年2月建立、棟梁松田又兵衛、古橋長左右衛門、松山孫太郎、松田長次郎、古橋九右衛門などの名が残ります。屋根は昭和49年、柿葺であったのを修理し、銅平板葺に改めました。二軒・繁垂木の軒廻りでありながら、ほかは簡素な手法で建てられています。木割が太くて柱転びもよく、柱頭貫端には力強い唐草彫刻も見られます。
三斗組の組物上に、勾配や反り共によくまとまった、入母屋造りの屋根を持つ堂々たる建物です。この地方最古の鐘楼でもあります。

基本情報

所在地
岐阜県高山市愛宕町67
電話番号
0577-32-1463
アクセス
JR高山駅より徒歩30分
駐車場(普通車)
あり
WEBサイト
文化庁_日本遺産 ポータルサイトスポット_大雄寺

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