国分寺三重塔(日本遺産構成文化財)

三代目水間相模守による塔建築

近世飛騨の社寺建築は、和様を基本としていて、柱上の組み物などに他の地域とは違う独自性が見られます。この時代には代々木工を仕事にする一門が多く現れ、飛騨匠の技が伝承されました。このうち、「飛騨匠の祖」として崇敬を集める飛騨権守・藤原宗安の直系とされるのが、江戸時代中期以降4代にわたり「水間相模守」を名乗り、優れた彫刻を特徴とした水間一門です。市内中心部には、三代目による国分寺三重塔があります。現在の塔は、寛政3(1791)年の大風で吹き倒されてから31年後、庶民の喜捨浄財金800両と、大工手間5500人工をかけて、文政4(1821)年にようやく竣工されました。飛騨では唯一の塔建築で、真言密教の教主である金剛界、胎蔵界の大日如来を安置する、岐阜県の重要文化財です。

基本情報

所在地
岐阜県高山市総和町1-83
電話番号
0577-32-1395
営業時間
9:00~16:00
休業日
12月31日、1月1日
料金
本堂拝観料金 大人500円、小中学生400円
アクセス
JR高山駅から徒歩5分
駐車場(大型バス)
なし
駐車場(普通車)
あり
WEBサイト
文化庁_日本遺産 ポータルサイトスポット_醫王山 飛騨国分寺

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