素玄寺本堂(日本遺産構成文化財)

金森長近ゆかりの書院建築

高山城の初代城主・金森長近の菩提を弔うために建立された寺で、長近の法号にちなんで素玄寺と名付けられました。素玄寺の見どころのひとつになっている入母屋造り銅板葺の本堂は、1635年に高山城の三ノ丸にあった評議場を移築したものです。化粧屋根裏の一間通しの板廊下は、もと入口土間でした。一間半の長廊下を隔てて中央に大間と内陣、その右側に4室、左に2室の平面を有しています。大名の屋形を物語るにふさわしい書院造の遺構です。

【日本遺産】飛騨匠の技・こころ-木とともに、今に引き継ぐ1300年-

日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定するものです。

古代、都の造営のため飛騨の木工技術者を都へ送ることで税に充てた「飛騨工(ひだのたくみ)制度」。「木を生かす」技術や感性・実直な気質は連綿と受け継がれ、高山の文化の基礎となりました。素玄寺本堂は高山城とゆかりの建築群の1つとして日本遺産に認定されています。

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基本情報

所在地
岐阜県高山市天性寺町39
電話番号
0577-32-2519
アクセス
JR高山駅より徒歩30分
駐車場(普通車)
あり
WEBサイト
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