飛騨国分寺塔跡(日本遺産構成文化財)
奈良時代の飛騨の歴史が判明
高山市総和町にあり、大イチョウや三重塔がそびえる飛騨国分寺。境内には高山城から移されたといわれる鐘楼門などがあります。
国の重要文化財である本堂は室町時代の建立。本堂の東側には、玉垣で囲われた塔心礎石が据えてあります。飛騨国分寺は天平13年(741年)の詔により、天平勝宝9年(757年)ごろまでには完成していたといわれ、この心礎は創建当時のものと推定されます。礎石の形状はほぼ方形で、上面に円柱座を造り、その中央部に円形の穴があけられた「ほぞ穴式心礎」です。石質は地元で「松倉石」と呼ばれているリュウモン岩です。
古代の国分寺と国分尼寺金堂が確認されたことは、奈良時代における飛騨の歴史の解明に大きく寄与しています。
基本情報
- 所在地
- 岐阜県高山市総和町1-83 飛騨国分寺内
- 電話番号
- 0577-32-1395
- 営業時間
- 9:00~16:00
- アクセス
- JR高山駅より徒歩5分
- WEBサイト
- 醫王山 飛騨国分寺文化庁_日本遺産 ポータルサイト