朝日町
御嶽山や乗鞍岳に囲まれ、雄大な自然が楽しめる「朝日町」。桜の名所「枝垂れ桜の郷」としても知られ、4月中旬から5月中旬まで長い期間桜を楽しむことができます。夏は緑、秋は紅葉、冬には一面の銀世界が広がり、四季折々の絶景を堪能できるエリアです。
朝日町エリアの特徴
春夏秋冬の愉しみを大自然から享受する
御嶽山(おんたけさん)と乗鞍岳(のりくらだけ)を望む朝日町。標高1,300mの鈴蘭高原からの大パノラマは格別で、息を飲む美しさです。桜の名所「枝垂れ桜の郷」としても知られ、群生する福寿草、美女高原の水芭蕉など特徴ある草花も春の気分を盛り上げます。
朝日町は、ゴルフ場やキャンプ場が多いという一面も。懐かしのスワンボートや魚のつかみ取り、滝めぐりに温泉、バードウオッチングなど、大人も時間を忘れ飽きることがありません。夜は満点の星空に囲まれ、朝は小鳥のさえずりで目覚める充足感は、日常では得難いモノ。また、凍てつく冬が訪れると人気イベント「氷点下の森」が行われ、大自然が織り成す氷の世界へトリップできます。
朝日町の自然が楽しめる絶景スポット
厳寒の地の寺社で継承されてきた枝垂れ桜と四季折々の絶景
道の駅「ひだ朝日村」から車で5分ほど走る間にたくさんの枝垂れ桜がある朝日町。これほどまでに寺や神社に枝垂れ桜が多い理由に、厳しい冬の寒さが挙げられます。寺社に植えられた桜には、住民が参拝の傍ら、春の訪れを待ちわびる気持ちが込められています。神社ごとに春を祝う祭りが伝承されているのも、桜への想いがあるからこそ。時期が合えば、満開の桜の下、朝日町の伝統的な獅子舞や闘鶏楽(とうけいらく)を見ることができます。
美女ヶ池周辺に自生する水芭蕉は、飛騨地方で最も早く咲く水芭蕉のひとつ。車いすでも渡れる散策路が整備されているのも嬉しいポイントです。
その他カクレハ高原には、多段に別れ変化が楽しめる「三ツ滝」や滝の落差が約15mある「イノシシ滝」などがあり、四季折々の風景を楽しめるスポットが点在しています。
また、朝日町の絶景といえば標高1,300mの「鈴蘭高原展望台」は外せません。御岳山・乗鞍岳をはじめとした北アルプス連峰が目の前に広がる開放感を味わってみてはいかがでしょうか。
朝日町のおすすめ体験・観光スポット
キャンプ場をはじめ、豊かな自然を体感できるスポットが満載
自然豊かな朝日町は美しく清らかな川が多く、キャンプや釣りが人気のエリア。高山駅から車で約30分の「美女高原キャンプ場」では、キャンプはもちろん池釣りやスワンボートが気軽に楽しめます。ミニアスレチックや遊歩道もあり、子どもたちが走り回っても安心です。
アマゴ・イワナ釣りのメッカである秋神川と青屋川では、古来ニッポンの毛鉤(けばり)釣り、飛騨テンカラの伝統が脈々と息づいています。渓流のせせらぎに心を預け、日常を忘れて癒しのひとときを過ごせます。
乗鞍山麓に位置する「カクレハ高原」は登山道や広場が整備されており、川遊びに山菜採り、滝めぐりなどの自然体験がおすすめ。新緑や紅葉が美しい「秋神ダム」は周辺を含めたドライブルートが魅力で、夏はダム釣りも楽しめます。
朝日町ならではのグルメとお土産
春一番に採れたよもぎを使った豊富なラインナップ
道の駅には、農産物直売場と土産品売り場も。もち米ではなくうるち米が原材料の「美女餅」は、粘り気がなく弾力のある食感が特徴。「きねつきあっぽ」は道の駅の加工場で作られる限定販売品です。
香り高い「よもぎ焼酎」に、氷点下の森で低温熟成させた「氷中貯蔵 熊の涙」、昼夜の寒暖差により甘みが強くなる「すずらん大根」など、朝日町ならではの特産品が盛りだくさんです。
朝日町のイベント
歴史や自然、気候を活用した多種多様なイベント
朝日町では桜の時期になると、地域の方々の協力により枝垂れ桜のライトアップが行われます。なかでも有名なのは「青屋神明神社」の枝垂れ桜。水を張った水田に映る桜との共演が美しい光景を作り上げます。
秋には本物のかぼちゃを使ったキャンドルナイト「ハロウィンinあさひ」、朝日エリアを通る国道361号線沿いの各所でクラフト作品と出会える「クラフト361」を開催。
国道361号線は、古くは江戸街道・ぶり街道と呼ばれ、糸引き娘の女工哀史「野麦峠」への道でもあり、歴史を重ねた飛騨表玄関の道でした。12月の「ぶり街道祭り」では、海鮮市場や汐ぶりの解体ショーを実施。当日限定の海鮮鍋や厳選した魚介類が販売されます。
1月~2月末にかけて行われる「氷点下の森」は、幻想的な氷の世界、カラフルにライトアップされる氷の芸術が楽しめるイベント。氷点下10度の厳しい寒さを逆手に取って作られた氷の森は、昼間はブルー、夜は青、赤、緑に彩られます。大自然の氷は吸い込まれそうになるほどの美しさで、県内外から多くの人が訪れます。