飛騨高山の古い町並と上高地をめぐる2日間の旅

アクセス簡単、雄大な山々を抱く上高地へ

年間120万人もの観光客が訪れる景勝地である上高地。飛騨高山から簡単にアクセスできることをご存じですか?上高地の美しい景色と飛騨高山の歴史文化を味わえる古い町並、一挙に楽しめる贅沢2日間モデルコースのご紹介です。

1日目上高地
宿泊奥飛騨温泉郷
2日目飛騨高山 古い町並
所要時間
2日間
交通手段
路線バス
START

JR高山駅東口

飛騨高山に到着しました。1日目は上高地へ向かいます。東口より外に出て、高山濃飛バスセンターへ向かいます。

徒歩1分

高山濃飛バスセンター

高山濃飛バスセンターより、平湯・新穂高線の路線バスに乗車します。約53分とやや長めの乗車となるので、乗車前にバス乗り場横にあるお手洗いを利用されると良いでしょう。

住所
高山市花里町6丁目125番地
電話番号
0577-32-1688
営業時間
6:30~19:00
休業日
なし
路線バス 平湯・新穂高線 53分

アルプス街道平湯 平湯バスターミナル

平湯バスターミナルへ到着。こちらで上高地線のバスに乗り換えます。コインロッカーに荷物を預け、身軽な姿となりましょう。天候の変化に対応できるよう、上着や傘などの準備を忘れずに。 

住所
高山市奥飛騨温泉郷平湯628
電話番号
0578-89-2611
営業時間
8:00~17:00(季節により変動あり)
休業日
無休
路線バス16分

バス停「大正池」

終点のバスターミナルより手前、大正池でバスを降りましょう。こちらから散策がてら歩くのがおすすめです。

大正池

上高地に入って最初に目にする景勝地、大正池。雄大な穂高連峰を鏡のように映し取った大正池の静謐な姿は見る者の心を打ちます。枯死した木々が作り出す他では見られない唯一無二の美しさを存分に味わってください。

徒歩20分

田代池

大正池からしばらく歩いた原生林の中に広がる田代湿原。ニッコウキスゲ、コケモモなどの可憐な花々が見られます。足を進めると田代池が視界に広がります。八右衛門沢などからの土砂によって流れがせき止められてできた浅い池です。池のなかには幾つかの島があり、時期にはイチョウバイカモの花が見られ、心安らぐ田園風景のような穏やかさです。

徒歩30分

ウェストン碑

田代池を離れ梓川沿いを歩きます。澄んだ川の水は心洗われる美しさ。森林の中を歩く爽やかな心地よさに身も心も満たされます。30分ほど歩いた河岸にウェストン碑が。上高地の美しさを見出し世界に紹介した人物です。その功績を称え、毎年6月にはウェストン祭が開かれています。

徒歩20分

河童橋

上高地のシンボルともいえる河童橋に到着しました。大自然と融合した風景として知られる河童橋は、雄々しくそびえる穂高連峰や岳沢、梓川の流れや焼岳などが展望できる絶好のロケーションでもあります。文豪 芥川龍之介が晩年に発表した小説「河童」に登場し、その名が広く知られるところとなりました。

脚力に自身のない方、お子様連れのファミリーはこの周辺で山岳リゾートの雰囲気を堪能しながらホテルのレストランやカフェで過ごし、バスターミナルへ戻るのも良いでしょう。もう少し上高地を深く知りたいという方は、ここから明神池まで足を延ばしてみます。

徒歩50分

明神池

河童橋を渡り、梓川に沿って景色を楽しみながら歩を進めましょう。50分ほどの場所に明神橋、穂髙神社奥宮、明神池があります。ニリンソウの群生や豊かな山野草や野鳥が見られ、ゆっくり散策したい方にはおすすめのスポット。静謐とした奥宮からは北アルプスの鎮守の神・穂高明神岳を目の当たりにできます。境内にある明神池は一之池と二之池の大小2つからなる池で、遊歩道脇には三之池もあります。常に伏流水が湧き出る透明感あふれる水面は鏡のように澄み渡った空を映し、静寂が広がる光景に心が安らぎます。

徒歩1分

嘉門次小屋(かもんじごや)

嘉門次小屋はウォルター・ウェストンの登山案内人として有名な上條嘉門次が明神池のほとりに小屋を建てたのが始まり。宿泊所とお食事処として上高地を訪れる人に親しまれています。ここは何といっても岩魚の塩焼きが有名。小屋の前を流れる清流の中に設置した生け簀から焼く直前に岩魚をすくい、囲炉裏の火で時間をかけて一本一本丁寧に焼いていきます。散策の足を休め、大自然の恵みを味わってみてはいかがでしょうか。

徒歩60分

上高地 ホテル白樺荘

梓川左岸を散策しながら河童橋まで戻りましょう。橋のたもとに建つ上高地ホテル白樺荘、穂高連峰を一望できる絶好のロケーションです。2018年にリニューアルされたレストラン「ラ・ベルフォーレ テラス」ではホテルメイドスイーツと本格英国紅茶をいただくことができます。特にジャンボモンブランは人気のメニュー。素晴らしい眺望を心ゆくまで味わうティータイムは上高地の忘れられない思い出となるでしょう。

住所
松本市安曇上高地4468
電話番号
0263-95-2131
営業時間
4月中旬から11月15日
チェックイン15:00
チェックアウト10:00
休業日
期間中なし
徒歩5分

上高地バスターミナル

年間を通じて一般車両の乗り入れが禁止されている上高地。お帰りも路線バスとなります。夕方になるほど混み合い、バスが満車で乗れないこともあります。時間に余裕を持ってバスターミナルへ到着しましょう。毎時20/50分に出発するバスに乗り、平湯温泉へ向かいます。

住所
長野県松本市安曇4468
電話番号
0263-95-2433(上高地インフォメーションセンター)
営業時間
8:00~17:00
休業日
冬季休業(11/16~4/26)
路線バス16分

アルプス街道平湯 平湯バスターミナル

お疲れさまでした。上高地より平湯バスターミナルへ戻ってきました。預けた荷物を回収し、宿へ向かいましょう。平湯温泉を含む5つの温泉地で形成される奥飛騨温泉郷は、旅情たっぷりの雰囲気のある秘湯ばかり。心行くまで熱い湯を堪能し、今日の疲れを癒してください。

2日目

平湯大滝

2日目、古い町並へ向かう前に平湯の自然を堪能しましょう。平湯バスターミナルから徒歩20分ほどで平湯大滝まで行くことができます。落差64メートル、幅6メートル、飛騨三大名瀑のひとつである平湯大滝。日本の滝百選・岐阜の名水50選にも選ばれています。春には爽やかな新緑、夏には鮮やかな山の木々、秋には紅葉に染まる山々と、四季折々に素晴らしい風景を楽しむことができます。

住所
高山市奥飛騨温泉郷平湯
電話番号
0578-89-2614

アルプス街道平湯 平湯バスターミナル

1日目に来た道を戻ります。平湯温泉より古い町並まで、約49分の乗車です。平湯バスターミナルに隣接する売店には選りすぐりの飛騨高山のお土産が販売されています。人気のチュロスは可愛らしいさるぼぼの形。写真を撮ってSNSにアップすれば注目されること間違いなしです。

路線バス49分

バス停「古い町並口」

飛騨高山の人気観光地「古い町並」へ到着しました。まずは観光案内所へ向かい、荷物を預けましょう。

徒歩7分

中橋観光案内所

古い町並をいったん通り抜け、「中橋観光案内所」へきました。こちらで荷物を預けましょう。荷物の預かりは300円/500円/800円(サイズにより料金は異なる)。また地図やパンフレットなど多くの情報を揃えています。人気のお土産やレストランなど、スタッフがおすすめを教えてくれることも。観光の情報をキャッチしたら散策開始です。

住所
高山市本町1-2
電話番号
0577-36-1011
営業時間
9:00~18:00
休業日
12月31日~1月3日
徒歩1分

高山陣屋前朝市

中橋観光案内所の道路向かいにある「飛騨高山陣屋前朝市」へ向かいます。朝市はその名の通り、午前中だけの営業。早めに出かけ、新鮮な野菜や果物が並ぶ様子を楽しみましょう。地元の人たちの飛騨言葉が行き交う中、お土産を選ぶのも楽しいもの。各地への発送もOK、旅行中は手ぶらで行動し帰宅後に旅の土産を受け取るのが身軽な旅の秘訣です。

住所
高山市八軒町1-5
電話番号
0577-32-3333
営業時間
4月~10月 7:00~12:00
11月~3月 8:00~12:00
休業日
年中無休

高山陣屋(たかやまじんや)

陣屋とは、江戸時代に郡代・代官が治政を行った場所です。御役所や郡代(代官)役宅、御蔵などを総称して陣屋と呼びます。幕末には全国に60数カ所あったと言われている郡代・代官所の中で、当時の建物が残っているのはこの高山陣屋だけです。幕府の重要な直轄領(天領)であった飛騨高山。時代劇のワンシーンをほうふつとさせる貴重な建物や資料は歴史ファン必見です。

住所
高山市八軒町1-5
電話番号
0577-32-0643
営業時間
(3~7月・9~10月)8:45~17:00
(8月)8:45~18:00
(11~2月)8:45~16:30
休業日
12月29日、31日、1月1日
  • 表門
  • 居間
  • 玄関
  • 玄関の大床(青海波)
  • 嵐山の間
  • 大広間
  • 御白洲
  • 御蔵
  • 真向兎(釘隠し)
  • 庭
徒歩1分

中橋

市内の中心部を流れる宮川にかかる飛騨高山の代表的な橋である赤い中橋。春夏秋冬、自然と調和した風景は撮影スポットとして大人気。旅の思い出に一枚、いかがでしょうか。

住所
高山市川原町49
徒歩3分

飛騨高山レトロミュージアム

中橋から歩いて数分の飛騨高山レトロミュージアム。レトロな雰囲気が楽しめる場所です。昭和にタイムスリップしたかのような町並みを再現した館内はワクワクする見どころが満載。入り口には駄菓子屋があり、子ども時代が蘇るような昔懐かしいお菓子がいっぱい!懐かしくて新しい、世代を問わず楽しめる施設です。

住所
高山市神明町4-7
電話番号
0577-70-8384
営業時間
10:00~17:00
休業日
毎年1月1日
徒歩3分

古い町並

飛騨高山観光の定番スポット「古い町並」。出格子の連なる軒下には用水が流れ、7軒の造り酒屋には杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり、町家の大戸や、老舗の暖簾が軒をつらねています。高山名物の駄菓子、伝統工芸のお店、みたらしだんごや飛騨牛などのお店などが並び、多くの観光客で賑わいます。このエリアでランチをとると良いでしょう。混み合う時間帯を避け、早めにお店に入るのがオススメです。

住所
高山市上三之町ほか
  • 上三之町
  • 上三之町
  • 上三之町
  • 上三之町
  • 上三之町
  • 上三之町
  • 上二之町
  • 上二之町
  • 下二之町

7軒の酒蔵

清らかな水、味わい深い良質の米を産出し、寒暖差の大きい気候を擁する飛騨高山では江戸中期から酒造りがされてきました。古い町並という限られたエリアの中に7軒もの歴史ある酒蔵が集中している土地は飛騨高山を置いて他になく、各酒蔵のこだわりの日本酒を試飲して楽しむことができます。良質な地酒をたっぷり堪能するチャンス。年に一度開催される「飛騨高山酒蔵のん兵衛まつり」は、6軒の酒蔵の試飲チケットがついている左党には見逃せないイベント。ぜひ酒蔵めぐりをしてみてください。

飛騨高山酒蔵のん兵衛まつり


バス停「高山陣屋前」

「古い町並」でのお買い物、お食事が終わったら「中橋観光案内所」へ戻りましょう。荷物の整理をし、周遊バスに乗ります。案内所からバス停は徒歩1分、派手なカラーリングの匠バスは一目瞭然。バスの内装も飛騨の伝統工芸をモチーフとした凝った作りです。 乗車料金は1回¥100とお手軽に利用できます。

匠バス(東西線)8分

高山濃飛バスセンター

高山濃飛バスセンターまで戻ってきました。2日間の旅、お疲れさまでした。高山駅1Fにはカフェが併設されており、電車やバスの待ち時間に一休みすることができます。また、高山駅構内には高山祭に使用される屋台の模型なども展示されています。帰路につく前にご覧になってはいかがでしょうか。

GOAL
  • 高山濃飛バスセンター
  • アルプス街道平湯 平湯バスターミナル
  • 大正池
  • 田代池
  • ウェストン碑
  • 河童橋
  • 明神池
  • 嘉門次小屋(かもんじごや)
  • 上高地 ホテル白樺荘
  • 上高地バスターミナル
  • 平湯大滝
  • バス停「古い町並口」
  • 中橋観光案内所
  • 高山陣屋前朝市
  • 高山陣屋(たかやまじんや)
  • 中橋
  • 飛騨高山レトロミュージアム
  • 古い町並
  • バス停「高山陣屋前」

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