ヒメシャラ映劇vol.08 フィンランド映画の世界!
【コンパートメント No.6(2021,フィンランド)】
空回りする私を捨てて、列車に乗った ──── 。
モスクワに留学中のフィンランド人学生ラウラ。彼女の、古代のペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く旅は、恋人にドタキャンされ、急遽一人旅に。そんな彼女が寝台列車6号コンパートメントに乗り合わせたのは、モスクワのインテリたちとは正反対の、粗野なロシア人労働者リョーハ。最悪の出会いから始まった、二人の長い旅の行方は……。
携帯もSNSもない1990年代を舞台に、アキ・カウリスマキを思い起こさせるメランコリーとオフビートなユーモア、そして雪をも溶かす純な心が、不器用で孤独な魂を結びつける愛の物語。あなたはきっと、雪深い北の街を舞台に描かれる、その結末に心をくすぐられ、微笑まずにはいられないだろう。
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【ファブリックの女王(2016,フィンランド)】
日本でも人気の高い、北欧を代表するファッション・ブランド<マリメッコ>、その創業者アルミ・ラティアの波瀾万丈な人生模様を、”劇中劇”の手法を用いて描かれる。
才能あるデザイナーを集めて作った斬新なデザインのファブリックで、女性たちをコルセットから解放し、新しい時代のライフスタイルを提案することに、生涯情熱を注いだ。
当時は稀な女性起業家として男性偏重なビジネス社会に乗り込み、破天荒なキャラクターと天才的なプロデュース・PR力で、何度も襲いかかる破産の危機、夫や家族との軋轢などのあらゆる困難と闘い「何をも恐れなかった」アルミの人生。
そこには「美」への飽くなき探究心と、みんなが幸せに働き、生きていける理想郷 “マリメッコ村”をつくる大きな「夢」、そして従業員たちへの厳しくも温かい「愛」があふれていた──── 。
基本情報
- 開催期間
- 2024年12月14日~2024年12月17日
- 開催場所
- 閃き堂、立体朝市ビギン
- 所在地
- 岐阜県高山市国府町宇津江1492
- WEBサイト
- https://www.instagram.com/p/DCsXrNtTdkJ/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==