飛騨高山でお花見♪散策♪とっておきの桜スポット3選
飛騨高山には中心観光地以外にも桜スポットがたくさんあります♪
その中から、行きやすくゆっくり桜を楽しめるとっておきのスポットをご紹介!
私が毎年欠かさず見ている桜を写真満載でお届けします。

高山市民の憩いの場所「宮川緑地公園」
お花見といえばここ!地元高山市民定番の桜スポット「宮川緑地公園」
ファミリーでもグループでも一人でも楽しめる広い公園です
飛騨高山の市街地でゆっくりお花見ができる場所といえば、ここ「宮川緑地公園」です。
宮川緑地公園は、その名の通り高山市中心部を流れる宮川沿いにあり、観光客でにぎわう宮川朝市からは下流に向かって徒歩10分ほど。
桜の季節以外は駐車場も広々としてのんびりできる公園ですが、桜の見頃になると赤ちゃん連れのファミリーからおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い年代の多くの市民が訪れます。
私自身も、独身の頃、結婚してから、子どもが生まれてから、入学して…と、その時々に友達や家族と何度も足を運んでいます。
カメラを始めてからは、わが子の入学記念写真を撮ったり、後輩の結婚式の前撮りをしたり、お友達家族のスナップ写真を撮ったりとどんどん写真が増えました。
休日は駐車場も満車になり混雑しますが、平日は混みすぎることもなくゆっくりお花見できますよ。
宮川まではすぐ下りられますのでお子様から目を離さないようご注意ください。
ここまでの写真の対岸には枝垂れ桜が綺麗なスポットもあります。
少し足を延ばしてウォーキングをしてみてはいかがでしょうか。
樹齢1100年余の「臥龍桜」と一之宮町周辺の桜スポット
高山市一之宮町にある有名な老木「臥龍桜」の思い出と
歩いて行ける「御旅山」や川沿いの桜並木を紹介します
思い入れが強い桜のため、私の思い出とともに少々癖のある紹介となる事をお許しください。
臥龍桜は樹齢1100年余の古木で、枝ぶりが龍のように見える国指定の天然記念物です。今や多くの観光客がバスツアーでも訪れる有名なスポットとなりました。
たくさんの紹介があるので多くは語りませんが、私は小さい頃このすぐ近くで育ちました。
誕生日近くに開花することが多かったため、臥龍桜の下で誕生会を開いてもらったことが自慢の思い出です。
今は立派な公園として整備されていますが、かつては田んぼと草っぱらに囲まれていました。
右側に見える太い幹と左側の斜めの幹、これだけ見ると臥龍桜って2本なの?と思われがちですが、元々は一本の桜でした。
左側の桜は、右側の桜の枝が伸びて地面に付いてそこからまた根を張ったものなのです。
私が子どもの頃はまだその枝が残っていましたが、残念ながら今は枯れ枝となり朽ちてしまいました。
その影響もあってか、公園として整備された後には樹がとても弱って心配されたこともありました。
しかし、処置によって何とか持ち直し、今の姿となっています。
私の印象としては、おじいちゃんやおばあちゃんが歳を重ねるにつれて姿が変わるように、臥龍桜もこの数十年で少し小さくなった気がします。
それでも枝ぶりは素晴らしく、龍の雰囲気も健在で、しっかり花を咲かせる様子にいつもパワーをもらっています!!
実家に残っていた思い出の写真も載せてみますね。端に移っているのは幼い私と祖母です。(昭和の香り…)
手前に伸びていた大きな枝は台風で折れてしまいました。
臥龍桜をご覧の際にはぜひ裏側(お寺側)からも見てください。表側よりも柵が幹に近いため、樹の持つ力強さを感じることができると思います。
エドヒガンなので一つ一つの花は小さめですが、目の前いっぱいに広がる桜の花は圧巻ですよ。
どうかこれからも元気に花を咲かせてほしいと願わずにはいられない、大切に守っていきたい環境と桜です。
こちらはJR高山本線の飛騨一ノ宮駅から直結と言っていいほど近いので、車がなくても訪れやすい場所です。
また、桜の開花時期には臨時の駐車場も準備されていますので、車でも安心です。
高山市一之宮町はこのほかにもたくさんの桜スポットがありますので合わせて紹介します。
御旅山
臥龍桜から徒歩5分ほどのところにある「御旅山」は、中心に宮川が流れ、田んぼが広がる一之宮町の真ん中にある丘のような場所です。
とても神聖な場所で、飛騨一宮水無神社の例祭(5月2日)で御神幸(祭り行列)がこの頂上まで上がります。
神輿が御旅所へ着御されると、獅子舞・闘鶏楽・神代踊が奉納されて、供奉者はもちろん一般参拝者にも神酒(どぶろく)が授与されます。
こちらにも桜があるのですが、特に素晴らしいのは「ツツジ」です。このツツジは「コバノミツバツツジ」という濃いピンク色の花で、高山市の花になっています。
一般的な桜の終わりがけに咲くのですが、宮川沿いの遅咲きの桜とツツジは同じくらいの時期に咲くため、合わせて見ることができて贅沢ですよ!
桜の終わりに咲き始めたツツジは新緑とも共演、青空に映えます。
桜の終わりに咲き始めたツツジは新緑とも共演、青空に映えます。
その御旅山からすぐ、線路側の田んぼと道路の向こうに宮川沿いの桜並木があります。写真の場所は御旅山の登り口から徒歩約3分です。
この辺りの両岸にはソメイヨシノをはじめ様々な種類の桜が植えてあり、長く花を楽しむことができます。
「常泉寺川」川沿いの桜
もうひとつどうしてもご紹介したいスポットは、飛騨一宮水無神社の前を流れる「常泉寺川」の桜です。
位山の麓から高山市街地方面にあるローソンの裏辺りまで、ずっと川沿いに植えられているため、桜を見ながら歩き始めるとキリがありません。ただし、臥龍桜と合わせて巡るなら、国道41号線を渡る歩道橋(バス停近く)から水無神社への参道付近がおすすめです。
臥龍桜や飛騨一ノ宮駅からは徒歩6分ほどで、臥龍桜の臨時駐車場にも指定される宮川河川敷の駐車場からは徒歩3分ほどになります。
下の写真は、そのあたりのものです。
常泉寺川沿いの桜も上流から下流までたくさん撮り貯めているので、一枚に絞り込むのに苦労しました!!
時折立ち止まって桜を眺めながらすべてを巡っても、1時間かからないくらいの程よい散策コースになります。せっかく一之宮町まで来られたなら、ぜひ巡ってみてくださいね。
〈 一之宮町周辺の桜スポットを地図で見る 〉
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桜の隠れた名所「飛騨東照宮」
四季折々の景色も楽しめる「飛騨東照宮」は桜の穴場スポットです
飛騨高山の市街地の西側「西之一色町」に位置しており東に飛騨山脈(北アルプス)を望む飛騨東照宮は、赤い鳥居と赤い橋のかかった池と、本殿へと続く正面の長い階段が特徴的な神社です。
境内には桜や紅葉の木が多く植えられており、桜の花→新緑→紅葉→雪景色と、1年を通じてさまざまな景色が楽しめます。 観光の中心地からは少し離れていることもあり訪れる人は少なく、いつも静かでゆっくりと散策することができます。
正面の階段は急ですが、左側には緩やかな遊歩道、右側には段差が小さく手すりのある階段がありますので、中央の階段を登らなくても楽に本殿まで行くことができるんですよ。
赤い橋がかかる池の左には金龍神社、こちらも赤い色をしています。
境内に隣接して駐車場があり(境内は一般車両は乗り入れ禁止です)、その一段上には境内からも出入りできる松泰寺児童公園があります。
小さい公園ながら、砂場、鉄棒、ブランコ、ジャングルジムにバスケットゴールまで設置されており、簡易の公衆トイレと水飲み場やベンチもあるので、小さな子から大きな子まで楽しむことができます。私も子どもが小さい時からよく遊びに行っています♪駐車場がある公園は貴重なのでありがたいですね。
児童公園の横にある立派な枝垂れ桜も見どころの一つです。
飛騨東照宮の例祭は春の高山祭と同じ4月15日に行われます。
写真は祭行列の前に行われる神事です。同じく例祭で奉納される「おかめ舞 獅子舞」は 県の重要無形民俗文化財に指定されています。
飛騨東照宮周辺には野鳥もたくさんいます。
実は野鳥の写真を撮ることも好きな私にとってありがたい場所です。
上の写真は桜の花に群がるメジロの群れです。カメラ界隈では桜にメジロで「サクジロー」と呼ばれています。(梅の花なら「ウメジロー」)
メジロの他にも、エナガの群れや、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カケス、ジョウビタキなどを見ることができます。
飛騨高山で人気の観光スポット「飛騨の里」から車で約5分と、アクセスも良い飛騨東照宮。飛騨の里観光と併せて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
※こちらの神社は犬の散歩OKですが、当然ながらマナーは大切です。
※また、立ち入り禁止箇所や柵の向こうには入らないようお願いいたします。
〈 今回ご紹介した桜スポットはこちら! 〉
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7学年差兄妹の子育て中で、2018年から始めたカメラが今ではライフワークです。
地元飛騨高山が大好きで、市内の身近な遊歩道などで自然、景色、動物やキノコをよく撮っています。スキーやカフェ巡りも趣味です。