おすすめの飛騨高山家具ショールーム4選!お土産雑貨あり・カフェ利用OK!

日本の家具の6大産地の1つ、高山市。


飛騨高山に来たら一度は目にしておきたいのが飛騨の家具。

「飛騨の家具」「飛騨·高山の家具」は、定められた基準をクリアした確かな品質を有する家具のみに使用される名称です。


家具メーカーのショールームには、現代人の生活に馴染むモダンな家具が勢揃い。

飛騨の家具を実際に体験できるカフェも併設されているので、実は気軽に立ち寄れる観光スポット。

お手頃な価格の雑貨も充実していてお土産処としても人気です。


今回はショールームの中からカフェあり・お土産雑貨ありの、私のオススメの4店舗をご紹介します。

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おすすめの飛騨高山家具ショールーム4選!お土産雑貨あり・カフェ利用OK!

【日進木工/nissin】タカヤマギャラリー

創業当時の強みを現代へ。北欧テイストを取り入れたモダン家具に出会える、雰囲気抜群のショールーム。

創業から78年。スコップや鎌の柄の生産から始まった日進木工は、現在では飛騨·高山の家具の伝統を担う一角となりました。


秋になると葉が紅葉する広葉樹を使用し、ネジを使わないホゾ組みという技法で作られる家具は高い強度を誇ります。


時代の流れに即して柔軟に機械を使用しつつ、加工などの繊細な作業は人の手で行われているため、暖かみを感じられる家具が特徴です。



まるで未来にブームが来ることを読んでいたかのように、初代社長の代には社長自ら北欧に出向いて北欧家具を学んだというので驚きです!


そのため今もなお、そのテイストを含んだ、デザイン性が高く自然の暖かみを感じられる家具が多く見られます。



また、創業当時の技術を活かして産まれた「SCOP」シリーズは、スコップの柄をモチーフにした独特な背もたれの構造がとても人気。


無駄のない洗練されたフォルムに憧れる人も多いはず。


ユーザー目線に立ち、長い人生を一緒に過ごす「ロングライフ」を目指した家具作りをモットーとする日進木工の家具は、地元高山だけでなく日本国内外からもたくさんの人に愛され続けています。

まるで隠れ家のような落ち着く雰囲気のカフェ

  • アイス・カフェオレはお菓子付きで650円
  • 市民ライター仲間のSAORIさんが駆けつけてくれました。
  • お取り寄せお菓子はお土産として購入も可能

ショールーム1階の奥にカフェスペースがあり、隠れ家カフェのような落ち着いた雰囲気がお気に入りポイント。


カフェは天井から吊るされた沢山のペンダントライトと、少し暗めの照明にマッチしたシックな家具に囲まれていて、とっても居心地がいいんです。


全席日進木工の家具が使用されています。



実は提供される飲み物などにもこだわりが隠されています。


香り高いコーヒーは、近隣地域の飛騨市神岡町にお店を構える自家焙煎珈琲店「あすなろ」の豆を使用しているのだそう。


コーヒー以外にもひだの野草茶や飛騨紅茶など、ここでしか味わえない特別なドリンクを楽しむことができるのも嬉しいところ。


飛騨高山ならではのおいしいドリンクを飲みながら洗練された飛騨の家具の使用感をじっくり味わうことができました!


サステナブルで可愛い、職人による独創的な木工雑貨

  • お土産として人気の高いマグネットは1つ550円〜とリーズナブルな価格帯

タカヤマギャラリーに来たら、カフェスペース内にある木工雑貨のコーナーも絶対に外せません。


どれも魅力的で迷ってしまいますが、お土産として人気が高いミニトレイやコースターはおうちカフェにピッタリ。


ころんとした形のウッドマグネットもお土産として購入される方が多く、お家のキッチンや子供部屋のボードに貼ったらお部屋がとっても可愛くなりそうです。


若手の職人さん達が独自のセンスで作成しているというこれらの雑貨には、一部家具作りの際に発生する端材が使われていて環境にも配慮されています。


体験学習や旅の思い出に!木工雑貨が作れるワークショップ

  • リビングに飾りたくなる鯉のぼりと兜

また、日進木工では季節にちなんだ木工雑貨作りが体験できるワークショップなども行っています。


取材に行った春の時期には、こどもの日にちなんでミニ鯉のぼり&兜作り体験が行われていました!


ワークショップには普段は立ち入ることのできない工場見学や、ショールームツアーも含まれているので大人も子供も楽しめること間違いなし。


旅の思い出にぜひ一度参加してみてください。


日進木工タカヤマギャラリーは高山インターから車で5分ほど、高山駅からバスや徒歩でも行くことができますが、車でのアクセスがおすすめです。



■店舗情報

日進木工株式会社 高山本社・タカヤマギャラリー

〒506-0004 岐阜県高山市桐生町7-78

営業時間:9:30-17:00

定休日:日曜・祝日

駐車場:20台

【柏木工】KASHIWA TAKAYAMA

飛騨·高山の家具ショールームといえばココ!
日本人の感性を活かした心落ち着く家具に出会えるショールーム。

  • 思わず欲しくなる素敵な家具が勢揃い

高山で家具のショールームといったらまず最初に思いつくのが柏木工のKASHIWA TAKAYAMAではないでしょうか。


高山駅から車で約4~5分。人気の観光スポットである飛騨の里方面に位置するこちらのショールームは、広い店内と立ち寄りやすいカジュアルな雰囲気がお気に入りポイントです。



昭和18年に木材加工の会社として創業した柏木工は、長い歴史の中で特に椅子の製作を追求してきました。


早い時期から海外への輸出を行い、国内向け製品への転換を経て、多くの実績を積み上げながら現在の「日本らしさ」に重きを置いたスタイルを確立しました。


日本人の持つ繊細さや、日本独自の伝統を現代文化とマッチさせた家具は多くの賞を受賞し、わたしたちの生活の様々なシーンに寄り添っています。


思わず長居してしまう、光が差し込むカフェ

  • ケーキセットはドリンク代+440円。ドリンクは495円〜。

入り口から入ってすぐのところにあるカフェスペースは、大きな窓から太陽光が差し込む、明るくてゆったりとした雰囲気がとても素敵。


晴れている日は窓際に座って高山の街並みを眺めながらゆっくり過ごすのがおすすめです。



まるで自宅のリビングで寛いでいるかのような安心感のあるカフェに設置されている家具は、もちろん全て柏木工の家具。


テーブル席だけではなくソファ席(1人用も複数人用もありました)も用意されているため、実際に座り心地を試したい時には特におすすめです。


テーブルもさまざまな種類が用意されているので「もし自宅にこの家具があったら、、、」と想像が膨らみます。


カフェで提供されるケーキや飲み物もクオリティが高く、ずっとその場に居座りたくなってしまうほど。素敵な家具に囲まれてリッチなくつろぎのひと時を過ごせました。


お土産やお祝い用のギフトにも!木の温もりを感じる雑貨コーナー

  • カラフルなブローチは1個1,100円〜
  • お祝いにもぴったりの可愛いギフト
  • 箸置きやコースターは400円台で購入可能です

ショールームの一角には雑貨コーナーもあります。


私が心惹かれたのは曲線のフォルムが可愛いフラワーベースと、お皿などのキッチン用品でした。


木で作られた素朴な雰囲気の雑貨はどんなシーンにも馴染むこと間違いなし。


造りがしっかりしているのに軽くておしゃれなので普段使いにも、お土産にもピッタリです。




他にも赤ちゃん向けのおもちゃが販売されていました。


木の温もりを感じる柔らかな手触りに加え、カラフルでユニークな可愛いおもちゃばかり。


出産祝いのギフトにすれば喜んでもらえること間違いなしです!


新生活に向けて家具を見に行くも良し。お土産探しにフラッと立ち寄るのも良しなこちらのショールームで心地良い時間を過ごしてみてはいかがでしょう。



■店舗情報

柏木工株式会社 KASHIWA TAKAYAMA

〒506-0055 岐阜県高山市上岡本町1-260

営業時間:9:30-17:30

カフェ営業時間:10:30-16:00

定休日:なし(年末年始を除く)

駐車場:有り

【シラカワ/Shirakawa】匠館

古い街並みから徒歩圏内!
匠の技が光る、高山観光に来たら絶対に寄りたいショールーム。

  • 曲線が目を引くモダンなデスク
  • 人気の和魂シリーズは和・洋どちらにもマッチします

高山市の観光地、古い街並みから歩いてすぐの川沿いに並ぶのは昭和35年の創業から現在に至るまで「和」と「モダン」に重きを置いた家具造りを続けている株式会社シラカワです。


匠館として観光客に人気のこちらのショールームでは「100年モダン」をテーマに、シラカワの匠達による、品質を最優先とした美しい曲線を持つ家具を楽しむことができます。



代表的な「和魂」シリーズは、和室にも馴染む和とモダンを兼ね備えた美しいフォルムが特徴。


そのほかにも様々な用途に合わせた家具が展示されていて、そこにあるだけでなんでもない日を特別な1日に変える一品に出会えます。


観光エリアからすぐ!オープンテラスもある開放的なカフェ

  • ケーキセットは500円までのドリンクとセットにできて850円
  • 旅の救世主なコンセント付きの席もあります

主要な観光エリア内にあり、観光の際にさっと立ち寄ることができるのが嬉しい匠館ですが、1階がカフェとクラフト雑貨、2階がショールームとなっています。


併設されているカフェ「La Chaise(ラ・シェーズ)」は、観光地のど真ん中とは思えないほど広々とした店内と、その中央に置かれた大きな天然木一枚板のテーブルが特徴。


これぞまさに飛騨の家具!な自然の力を感じるテーブル席は、空いていたら絶対に座りたいところです。



カフェは朝9時からオープンしているので、宮川朝市を散策した後にモーニングを利用するのがおすすめ。


テラス席はわんちゃんOKなので晴れた朝には愛犬と一緒に利用するのも楽しそうです!


また、カフェメニューだけではなくパスタ、カレー、ハンバーグも提供しているのでランチにも最適。


ドリンクメニューも豊富で何度通っても飽きません。

木工雑貨も特産品も揃い踏み。高山旅行のお土産は「HIDA STYLE MARKET」で決まり!

カフェを楽しんだ後は高山旅行のお土産探しに行きましょう!


カフェから直通で入店可能な1階のHIDA STYLE MARKETでは、飛騨高山の特産品のほか、株式会社シラカワが手がける自社ブランドの「Takumi craft」を展開。


思わず手に取ってみたくなるほど可愛い木工雑貨が所狭しと並んでいます。


1階部分が丸ごと特産品・雑貨販売スペースなので必ずお気に入りの一品に出会えるはず。



飛騨の木から作られたカッティングボードや、1つは手に入れたいハリネズミ型の針刺クッションがおすすめです。


高山観光をより一層楽しみたい方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。




■店舗情報

株式会社シラカワ 匠館

〒506-0841 岐阜県高山市下三之町1-22

営業時間:9:00-17:00


La Chaise(ラ・シェーズ)

カフェ営業時間:9:00-16:30(LO16:00)

-モーニング:9:00-11:00

-ランチ:11:00-14:00

定休日:火曜(月により一部変動あり)

【飛騨産業】HIDA高山店 森と暮らしの編集室

創業100年を越えた飛騨の家具の総本家
身近なものを「特別」へと昇華する匠の技術

最後に、飛騨の家具に触れる上で絶対に知っておきたい、飛騨産業という会社をご紹介します。


創業100年を越える飛騨産業は、飛騨の家具の長い歴史の根幹に深く関わる総本家。


飛騨の家具の代名詞とも言える「曲木」技術の日本の先駆者として、匠の技術を後世に継承すべく「人を想う 時を継ぐ 技を磨く 森と歩む」という4つの価値観に基づいた取り組みを続けています。



様々な取り組みの中でも、身近にある利用が難しいとされてきた素材を、技術を駆使して「特別なもの」へと昇華させる活動は、後世へ受け継ぐ日本の宝とも言えるのではないでしょうか。


長きに渡り「無用の長物」とされていたブナを曲木家具の素材として活用したことを始め、

「使えない」とされて廃棄されてきた節のある木材をデザインとして取り入れて人気シリーズ化したり(森のことばシリーズ)、

家具には使えない木材や、山を守るために枝打ちされた枝葉などの樹液を抽出してアロマとして製品を販売するなど、、、


その活動は多岐に渡ります。



これまでも、これからも、匠の心と技を受け継ぎ地域を支え続けている飛騨産業。


直営店では、創業100年の歴史や様々な想いを感じられる家具が楽しめます。


飛騨地域の味を楽しめる、自然を感じるカフェ

直営店に併設されているカフェは、飛騨の素材をふんだんに使ったドリンクやケーキを楽しめるおすすめの休憩スポット。


カフェで提供されるコーヒー、紅茶、そしてカフェオレに使用されるミルクにまでも、飛騨地域で焙煎や生産されたものが使用されています。



ケーキにも地域自慢の素材が使用されていて、お土産として人気の「飛騨えごま」や「飛騨山椒」が練り込まれたシフォンケーキを味わえます。


私は飛騨山椒ショコラのシフォンケーキをいただきましたが、ふわふわのケーキの中に山椒独特の風味が感じられてとても美味しかったです!


山椒ショコラは甘さ控えめで大人な味。プレーンや飛騨えごまもおすすめです。



木の温もりを感じる室内カフェに加え、外にあるオープンテラスも人気スポット。


まるで森の中に迷い込んだかのような雰囲気を楽しめます。


テラス席はワンちゃんも一緒に利用が可能。

もちろんペット連れでなくてもテラスの利用OK!


晴れた日には木漏れ日の差し込むテラス席でのんびりしながら飛騨産業の家具を満喫できます。


ここでしか出会えない⁉ クラフトマーケットとフロア一面に広がるアウトレット家具

高山旅行のお土産探しに外せないのが本館1階にあるクラフトマーケットと、2階からもつながる別館のアウトレットコーナーです。


クラフトマーケットでは飛騨地域で作られた米粉のパンケーキミックスやトマトジュースなどの食材を販売。

その他にも地元作家の作品を中心とした雑貨に食器など、ここでしか出会えない作品が販売されています。


創業100年を記念して作られたHIDAオリジナルファブリックのトートバックとポーチは、見つけたらつい買ってしまいたくなるほどアートでユニーク。

通常は家具の張り布として使われている布が使用されているのも面白いです!



ここに来たら、さまざまな樹種から抽出されたアロマの体験コーナーにも立ち寄りたいところ。


ひとつひとつガラスドームを持ち上げてフレッシュな木々の香りを楽しめます。



また、フロアまるごと、一面に並べられたアウトレット家具も必見です!


アンティーク調のものや和室用のもの、どんな家にもマッチするナチュラルなモダン家具など。


誰もが楽しめる様々なスタイルの家具で埋め尽くされています。



パッと見ただけではなぜアウトレットなのかわからないほど状態の良い家具ばかり。

それなのにお手頃価格で販売されているので、きっと運命の一品に出会えるはず。


HIDA高山店 森と暮らしの編集室は、JR高山駅から徒歩15と徒歩圏内。

20台停められる広い駐車場も完備。


高山観光の際には是非立ち寄ってみてくださいね。



■店舗情報

飛騨産業株式会社 

HIDA高山店 森と暮らしの編集室

〒506-0021 岐阜県高山市名田町1-82-1

営業時間:10:00-18:00

定休日:水曜・第3木曜日


椅子と珈琲

カフェ営業時間:10:00-18:00(LO17:30)

定休日:水曜・第3木曜日

今回ご紹介したスポットはこちら!

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ライタープロフィール

mayuko
はじめまして。mayukoと申します。
2023年春に高山に移住しました。

両親からの結婚祝いで柏木工さんのレイチェア、トライアングルテーブルのダイニングセットを購入。
我が家のリビングの主役として、見るたびに嬉しい気持ちに浸っています。
mayuko

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