【歩いて飛騨高山を満喫!】初めての高山散策・JR高山駅から高山陣屋⇒中橋⇒古い町並⇒高山市図書館をご案内します
そこで今回は、生まれも育ちも飛騨高山の私が「高山に初めて訪れた知人を観光案内する」という設定でご案内します。
高山駅から主な観光スポットまでを実際に歩き、移動時間を計ってみます。また、道中の様子やおすすめスポットをご紹介します。
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JR高山駅に到着したら「乗鞍口・東口」へ
駅の出入り口は、白山口(西口)と乗鞍口(東口)の2か所です。今回散策するスポットは駅の東側にあるので、乗鞍口(東口)から出てくださいね。
ちなみに出入口についている別称「白山口」「乗鞍口」は、高山の西方に見える霊峰白山、東方にそびえる乗鞍岳にちなんで名付けられました。天気がいい日は市街地から乗鞍岳を眺めることができますよ。
散策マップを入手しよう
東口から駅の外に出ると、すぐ左手に飛騨高山観光案内所があります。散策の前に、ここで高山の観光マップを入手しておくと便利です。
市街地の散策マップだけでなく、支所地域のマップもあります。また、外国人観光客向けのパンフレットも用意されています。旅の記念に一ついただいていくのもよさそうです。ぜひご活用ください!
また、スマホやタブレットで使えるデジタル版の散策マップもあります。
イラストマップをGoogleマップに落とし込んだ仕様で、観光スポットの他に、市街地を巡回する公共バスのバス停や公衆トイレなどの場所も表示されています。
マップエリアで地図を開いてGPSボタンを押すと「自分」アイコンが出現し、今自分はどこにいるのかがわかります。今いる場所付近にある観光スポットも一目瞭然なので、効率よく観光できますよ。
さて、今回の散策ルートはこちら↓
高山を題材にしたユニークな像がお出迎え
一つは「高」と「山」を持った手長足長の像。これは春の高山祭の屋台の一つ「恵比須台」に飾られた彫刻の手長足長がモデルになっています。手長足長は鍛冶橋の欄干にもあります。
もう一つは高山市の市章の像。正面から見ると市章ですが、真横から見ると雷鳥(ライチョウ)の形をしています。雷鳥は国の特別天然記念物で岐阜県の県鳥に指定されています。
市街地を歩いていると、よく見かけるもの2つ
更に足元を見ると…
マンホールの蓋。図案は市の花コバノミツバツツジです。市内各地に植えられていて春に可憐な花を咲かせます。これは無色の蓋ですが、カラーの蓋が市内に3か所あります。
探してみるのも面白そう!
高山陣屋へ
根古石から少し歩いて、陣屋の表門前に到着しました!
高山陣屋は日本で唯一残っている郡代役所で、江戸時代の様子をリアルに学ぶことができます。わたしの推しスポットです。門前の陣屋前広場では、毎朝「朝市」が開かれます。
駅から陣屋まではゆっくり歩いて約15分でした。
中橋と古い町並みへ
陣屋前広場を出てすぐに見える朱塗りの赤い橋が中橋。陣屋から徒歩で約1分です。
中橋は車が通行する一般道ですので、通行の際はお気をつけて。
続いて、中橋を渡り終えて数歩、陣屋からは徒歩で1〜2分で古い町並み(上三之町)の入り口に到着しました。高山駅からは15分強です。
ここから町筋に入って、ぶらり歩いてみるのもよさそうです。
人力車に乗って高山観光もおすすめ
飛騨高山は観光人力車発祥の地で、昭和45年(1970年)から観光客を乗せて走り続けてきました。
中橋を渡ってすぐのところが乗り場です。
観光人力車「ごくらく舎」代表の中村勝臣さん。 現在は15分・30分・60分のコースがあり、俥夫(しゃふ)が人力車を走らせながら観光案内をしてくれますよ。高山をより深く満喫できそうです。
坂をのぼって空町(そらまち)へ
坂道をのぼりきった先にある高台を、高山の人は「空町」と呼んでいます。空町は、町家が並ぶ「古い町並み」とは一味違ったノスタルジックな雰囲気があり、散策におすすめの場所です。ちなみに今から向かう高山市図書館は、空町の一角にあります。もう少しで到着です。
高山図書館に到着しました!
この図書館は、明治6年に高山で開校した「煥章学校」を復元する形で、平成16年に建てられました。
館内2階の「近代文学館」には、高山に縁のある文学作家(瀧井孝作・江馬修・福田夕咲・早船ちよ)に関する資料が展示されていて文学ファンにおすすめです。
陣屋からここまで約10分、高山駅から約25分。ゴール到着、お疲れさまでした!
図書館近くのカフェ「WA・SA・BI」で一休み
市街地の喧騒を離れて、ゆっくりくつろげる隠れ家的な場所です。
コーヒーは注文を受けてからその都度豆を挽いて丁寧にネルドリップし、デザートは全て手作りで厳選した国内産素材を使っています。
平日は地元のお客さんが8割なんだとか。地域の人からも愛されているお洒落なカフェです。
ライタープロフィール
- シモハタエミコ
- 生まれも育ちも飛騨高山。生粋の飛騨弁ネイティブです。お車だけでなく公共交通機関で高山に来てくださった方も楽しめる観光情報を中心にお伝えします。また、ニッチなお散歩コースもご紹介します。