飛騨高山旅ガイド

おしゃれなカフェが点在する清見町は、洗練された雰囲気とのどかな自然が共存しています。清見町と郡上市八幡町を結ぶ全長約64kmの「飛騨・美濃せせらぎ街道」は、自然の息吹を感じられるドライブルートとして人気。初夏には新緑が輝き、秋は標高差によって紅葉の色づく場所が移り変わり、長期に渡って目を楽しませてくれます。

また、町の面積の約96％が森という緑豊かな環境から、木材を利用した家具やクラフトをはじめ様々なハンドメイド製品の工房があります。畜産業も盛んで、清見町の人口より多い牛を飼育する飛騨牛の一大生産地でもあります。

飛騨・美濃せせらぎ街道へドライブやツーリングに出かければ、癒されること間違いなし！清見町のほぼ中央を南北に縦断するこのワインディングロードに、全国各地からたくさんのファンが集まります。

周辺の森は広葉樹が多く、5月中旬からは目の覚めるような新緑が、10月中旬頃には「西ウレ峠」から徐々に赤や黄色の彩りが始まり、⾧期間紅葉を楽しめます。色鮮やかな紅葉の美しさは、岐阜県内の紅葉名所「飛騨・美濃紅葉三十三選」にも選ばれるほど。また、せせらぎの名前にあるとおり、街道沿いを流れる川上川や馬瀬川の清流も魅力のひとつです。

他にも、推定樹齢約800年で岐阜県天然記念物に指定されている「西光寺の枝垂れ桜」や、西光寺裏手の山すそに群生する「フクジュソウ」、約4,000㎡の敷地一面に咲く「カタクリ」、小鳥峠付近の湿原から眺める「ミズバショウ」など、季節ごとに美しい花々を鑑賞できます。

飛騨・美濃せせらぎ街道は、道沿いに自然を満喫できる公園や遊歩道が整備されているのも嬉しいポイント。

標高1,113mの「西ウレ峠」は日本海と太平洋の分水嶺で、駐車場がある公園となっています。「おおくら滝」の遊歩道は、大小の滝や奇岩を巡りながら最上部の滝を目指す百滝コースがおすすめ。春から夏は森林浴、秋には紅葉と滝のコラボレーションが楽しめます。

せせらぎ街道沿いに点在する雰囲気抜群のカフェにもぜひお立ち寄りください。

また、地元家具作家の作品を展示している「ウッドフォーラム飛騨」や、木製家具や木の雑貨を製造する「オークヴィレッジ」、オリジナル商品を販売している道の駅など、ここでしか手に入らないものがたくさん。旅の思い出にお気に入りの逸品を探してみてはいかがでしょうか。

自然豊かな清見町には5つのキャンプ場があり、様々なスタイルでキャンプを楽しめます。
「彦谷の里キャンプ場」は一年を通して利用可能なため、四季の変化を肌で感じることができます。「パスカル清見オートキャンプ場」「清見すのまたキャンプ場」はオートキャンプを、「ネイチャーチラックスひだ高山」ではグランピング、「せせらぎキャンプ場」にはバンガローやコンテナハウスがあり、多彩な楽しみ方ができます。

山々からの豊富な湧き水、澄んだ空気、緑豊かな大地と牛を育てるのに適した環境の清見町は、飛騨牛の一大生産地。道の駅のレストランなどで自慢の飛騨牛グルメをご堪能ください。地元産のそば粉を使った手打ち蕎麦も人気となっています。

道の駅で販売されている種類豊富なオリジナル商品も見逃せません。道の駅パスカル清見の「飛騨清見ソース」は、野菜をたっぷり使った優しい味わいの中濃ソース。「パスカルドレッシング」は、サラダはもちろん和え物やお肉など様々な料理との相性が抜群です。道の駅ななもり清見の「飛騨牛牛すじカレー」は、飛騨牛の牛すじをじっくり煮込み、スパイスを効かせたレストランでも人気のメニューを商品化したものです。

また、木の香りとぬくもりを感じるおもちゃや、洗練されたデザインの家具など、清見町では様々な木工製品が作られています。ショールームや工房に足を運んでみるのもおすすめです。