久々野町
「久々野町」は寒暖差のある気候から果物や野菜の栽培が盛んで、「りんごのまち」として知られています。9月~11月頃に楽しめるりんご狩りも人気。縄文時代の集落跡「堂之上遺跡」では、当時の住居や人々の暮らしなど歴史を学べます。
久々野町エリアの特徴
フルーツや野菜、花に囲まれた桃源郷がここに
「りんごのまち」「桃源郷」の別名からも興味をそそられる久々野(くぐの)町。りんごや桃といった果物はもちろんのこと、野菜の生産も盛んです。桃の花が咲く時期には、まさに桃源郷のような美しい風景が広がります。
寒暖差のある気候と清らかな水、太陽の光に恵まれ、丹精込めて育てられた果物や野菜は加工品も絶品。自然のおいしさがギュッと凝縮された、りんごやトマトのジュースは目が覚めるような味わいです。
また、8月上旬から中旬までは舟山の麓にて「アルコピアひまわり園」を開園。20万本のひまわりが約1ヘクタールを鮮やかな黄色に染め、期間中は様々なイベントが行われます。
久々野町の自然が楽しめる絶景スポット
四季折々の風景を満喫できる自然あふれる町
自然あふれる久々野町では、季節の花や四季折々の風景を満喫できます。春は桃やりんごの花が一面に咲き、夏はアルコピアひまわり園が開園し、夏から秋にかけてはたわわに実った果物が農村を彩ります。
上下二段に流れ落ちる「女男滝(めおとだき)」は岐阜県名水50選。水量が多くて迫力があり、紅葉の季節はもちろん冬の結氷も見事です。位山舟山県立自然公園内に位置する小さなダム湖「あららぎ湖」では、日常の喧騒を離れて緑の木立に囲まれた湖の周辺を散策できます。釣りなどのアクティビティも楽しめるスポットです。
桜のシーズンには、上組地区のグラウンドや中組地区の無数河(むすご)川沿いなど各地で桜が咲き誇ります。特に「久々野ふるさと公園」では、緑色の花が咲く珍しい桜「御衣黄(ぎょいこう)」を見ることができます。
久々野町のおすすめ体験・観光スポット
大人気のフルーツ狩りと歴史を学べる縄文遺跡
りんごのまち・久々野町には、フルーツ狩りのできる果樹園や直売所が点在しています。9月~11月頃に楽しめるのはりんご狩り。陽の光をいっぱいに浴びたりんごは、みずみずしい果汁とシャキっとした食感がたまりません。自分で採った新鮮なりんごをその場で味わえます。
また、益田川上流を中心に、春は渓流釣り、夏は鮎釣りが楽しめます。乗鞍岳と御嶽山を源とする清流に育まれたアマゴやイワナ、鮎は臭みがなく絶品。釣り愛好家の人気スポットとなっています。
その他、飛騨川の最上流部に位置する丘の上にある国指定史跡「堂之上(どうのそら)遺跡」では、縄文時代前期~中期の集落跡を整備復元し公開。住居や炉の形式、出土品などから、信州・北陸・関西方面との文化的なつながりがうかがえます。隣接する「久々野歴史民俗資料館」では遺跡の調査記録や出土品が展示されており、当時の生活の様子を学ぶことができます。
久々野町ならではのグルメとお土産
完売必至!冬季限定「久々野アップルパイ」
道の駅「飛騨街道なぎさ」では、久々野アップルパイや焼き立てパン、地元産のりんご・桃を使用した果汁100%ジュース、ジェラートなど、ここならではのものが味わます。施設内にはレストランもあり、ヘルシーな縄文うどんに天然鮎の鮎めし、アマゴ・イワナの天ぷらなど、ご当地グルメも堪能できます。
他にも、久々野町には古くから継承されてきた工芸品があります。「有道(うとう)しゃくし」は江戸時代から久々野町の有道地区に伝わる木製しゃくし。一本の朴ノ木から削り出して作るため、継ぎ目がなく丈夫で実用性が高いのが特徴です。
「小屋名(こやな)しょうけ」は小屋名地区に伝わる竹細工のざる。野菜の水切りや米あげなどの台所用品として、昔から飛騨人に親しまれてきました。どちらも高山市街地で行われる「二十四日市」や各種イベントで販売され、近年はオブジェとしても人気が高まっています。
久々野町のイベント
多くの人で賑わう夏の風物詩「くぐの大花火」
町内外から多くの人が訪れる「ひだ桃源郷くぐの納涼夏まつり」。キッチンカーや屋台が出店するほか、ダンスやライブなども披露される賑やかなお祭りです。なかでも「くぐの大花火」の尺玉花火は爆音が高原にこだまするほどの大迫力で、久々野町の夏の風物詩となっています。
約100本の鯉のぼりが飛騨川の上を風に乗って泳ぐ「久須母橋こいのぼり」は、4月下旬から5月5日のこどもの日まで開催。子どもから大人まで楽しめる「ひだ桃源郷くぐのアマゴ釣り大会」は毎年5月に行われます。
そして夏はやっぱり「アルコピアひまわり園」がおすすめ。期間中にはトランポリン・水遊びなどのイベントも開催されます。20万本のひまわりが一面に広がる絶景を見に、足を運んでみてはいかがでしょうか。